私を含めて、日本人はやっぱり静かで控えめです。
助けてほしい時は「助けて!」とちゃんと声に出さないと、この国では伝わらないんだと改めて思いました。
私の友人、彼女も日本人IENです。最近同じ病院に就職しました。
先日の夜勤で、休憩が全くとれなかったそうです。
夜勤で休憩が取れない、取らない、という事はこの国ではありえない事です。
なんせこの国では休憩がとっても大事で、休憩をとらずして働くものはクレイジーとしてみなされます。
その日の夜勤は、彼女にとって独り立ちして初めての夜勤でした。
運悪く彼女の患者さんの状態が悪くなり、バタバタしていたそうです。
どんどん新しいオーダーが入り、それに追われあっという間に時間が経っていったそうです。
結局、そのまま朝を迎え、彼女は2時間の仮眠休憩を取ることが出来ませんでした。
周りのナースは「何かできることはないか?」と助け船を出してくれていたそうですが、彼女は「私の患者さんだから、いろいろと頼んで休憩に行くのは申し訳ない。」と思い、そのまま夜勤を終えたそうです。
朝になり、疲労困憊の彼女に、同僚ナースが言いました。
「これじゃあBurn outしちゃうよ」と・・・。
私も思い当たる節があります。
すっごい忙しくて、Helpがあったら有難いのに何故か頼めない、というか、気づいてくれないかしらという淡い期待。
そして、 あまり「NO」とか 「Can you do~?」を使いたくない私。
長く走り続けるためには、私自身変わらないと、と思いました。
そして、前からわかっていたことだけど、この国でははっきり「助けて」と言わないと、相手は理解してくれないということ。
自分の限界を認めて誰かに助けをお願いすることは、ここでは「あり」なんだということを改めて実感しました。
看護業務だけじゃなくて、こういった主張の違いにも慣れていかないといけない、と思った今日のこの頃です。
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