今日は、私が実際にRNとして面接を受けた時のことを振り返っていきたいと思います。
Phone Screening
これはProvidence Health Care特有のものだと思いますが、面接の日取りを決める前に、人事の方から電話がかかってきます。
適正審査というもので、この人物が面接という舞台にふさわしいかどうかそこで判断されます。
質問内容はどれもBasicなものばかりで、時間は約15分くらいです。
これをパスすると、面接の日程をBookすることができます。
面接時間
面接時間は大体45分から1時間です。
Cardiac unit や Operation room といったSpecialty areaは、2日間に渡ってある場合もあるらしいです。
対面面接?Zoom?Phone interview?
現在、コロナの影響で、多くの病院ではZoomによる面接、若しくはPhone interviewが行われています。
面接人数
大体の面接では、Unit Managerと Educatorが参加します。
なので2:1が基本だと思います。
面接内容
Fraser Healthに勤めている友人とProvidence Health Careに勤めている私の経験談から、その傾向を見ていきたいと思います。
1. 簡単な自己紹介
- Tell me about yourself
この質問はStarterとして結構聞かれます。
1分ぐらいで自分の職歴、性格、その他もろもろを言えるように練習しときましょう。
2. 志望動機
- Why this hospital? Why this unit?
その病院の特色を予め予習しときましょう。
3. Conflict Management
- How do you manage conflicts between your coworkers?
- Have you had any conflicts with your coworkers?
- What would you do if your assignment is beyond your ability?
- What would you do if your coworker is almost giving the wrong medication?
Conflict managementは絶対聞かれます。日本人は口論回避型なので、あまり経験はないと思いますが、どうやって自分の思いを相手に伝えるか、とか考えといた方がいいと思います。
4. 安全安楽、皆で協力型質問
- How do you work on a busy day?
とりあえずこの手の質問が来たら、「Team work」と「 Safety first」が言えるようにしときましょう。
5. あなたの将来の夢は?
- What is your long-term goal?
1年後、2年後どうなっていたいか、言えるようにしておきましょう。
6. シナリオ問題
どこの病院でもこの質問はあるそうです。
私の時もシナリオ問題が出され、その状況をどうやってハンドルするか、どういったMedicationを投与するか等聞かれました。
もし、Medicationや対応が分からなかった場合、素直に「分かりません。今後調べておきます。」と言っていいと思います。これはKPUのインストラクターから言われたのですが、嘘をつくと絶対にばれるから、素直が一番と言われました。
7. COVID に関する質問
- What do you think of working for Covid patients?
- Are you comfortable working in the Covid unit?
私もこの質問を頂きました(^^ゞとっても答えにくかったのを覚えています。
というのも、もしここで拒否したら採用されないんじゃないか…と考えてしまったからです。
きっと、きっぱりぽっきり拒否しても面接の合否に影響はなかったと思います。実際に、私の友人はきっぱり拒否しても問題なく、その後はCovid Unitに配属されることはありませんでした。
という事で私は、無難な返答をしたのを覚えています。
「ワクチンも導入されたので、その点では以前よりCovidに対する恐怖心は減りました。でも、まだ情報不足な部分があるので、しっかりPPEをして慎重に対応していきたいと思います。」と、大分グレーに答えました。
8. 質問どうぞ
- Do you have any questions?
RNの面接に限らず、どの面接でも最後に必ず聞かれると思います。
この質問、すっごい困ります。でも絶対1個か2個は質問しといた方が印象がいいらしいです。
そこで問題なのが、何を聞く?という事です。もちろんお給料や休みの事は聞けません。印象悪すぎます。
印象が良い質問は、” What do you think challenging things for new grad nurses in your unit?” ” What resources will I have when I start to work on my own?” といった、意欲あります系質問がお勧めです。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、自分の経歴や成果をまとめた物です。
私は日本での職歴もあり、又、あまり口で説明するのが上手くないので、今までの成果をまとめた物を面接の日に持っていき、一部ずつManager と Educatorに渡しました。
もし興味があって作ってみたい、という方は、こちらのYoutubeを参考にされてみて下さい。
ポートフォリオを渡したとき、ManagerとEducatorが ” Wow so professional! Thank you!” と言っていたので、間違いなくプラスになるはずです。
もちろんポートフォリオは面接に必ず必要なものではなく、あくまでSupplemental的なものなので、なくても大丈夫です!
面接の服装
日本の面接では、黒か紺のスーツで、かばんも靴も黒、という暗黙のルールがありました。
ここカナダでは、面接時はBusiness Casual が基本のようです。
Business Casualとは?
“Although it doesn’t have a strict definition, business casual generally means dressing professionally without being overly formal. It’s a step up from jeans and a t-shirt but a step down from formal business attire. It’s often a company’s default dress code and one that is a smart option for job interviews in nearly every industry.” Indeedより
ということで、私が実際に着た服がこちらです。
あまりフォーマル過ぎず、かといってカジュアル過ぎず、その間で清潔感がある、ということでBusiness Casual。ユニクロで全身揃えました。
まとめ
面接は本当に緊張すると思いますが頑張ってください。
私も喉カラカラで手が震えていました(;’∀’)
でも、ちゃんと練習して、自然に自分の思っていることを伝えられたら合格だと思います。
素直に丁寧に伝える、という事がキーポイントだと感じました。
では。
Leave a Reply Cancel reply