GNIE Programでは、3回のClinical Experienceが組まれています。
日本の看護実習とは大分違かったので、今日はそのことについてお話ししたいと思います。
私が日本で看護実習を受けたのは遥か遠い昔で、すごく思い出に残っているのは怖い病棟ナースと看護計画書に追われていた毎日です。
そして、IVや投薬といった事はさせてもらえなかったような気がします。
今はどうなっているのでしょうか。
カナダでのClinicalはと言いますと、Instructorからの技術チェックが済み次第、後は1人で投薬等の看護技術が行えます。
もちろんHigh risk medsは必ずDouble checkが必要ですが、基本的なことはやらせてもらえます。
始めは8時間勤務から始まり、最後のClinicalでは12時間Shiftとなります。
Shift reportもやりますし、Dr CallやDischarge Educationも任されます。
但し、その分、責任も大きいです。
カナダの病棟ナースはと言いますと、優しかったです。
私は日本で、体育会系のような上下関係で看護実習をしていたので、実習と言えば「根拠は?」と病棟ナースから問われるイメージしかなく、Clinicalの前は相当怯えていました。
でも、カナダの病棟ナースは帰り際に「Thank you so much guys!Nice work!」なんて言ってくれます。
たま~に「あれ?」って思うRNはいましたが、90%の方がとってもSupportiveだったのが救いでした。
受け持ち患者さんは最終的には4持ちです。どの病院でも大体4:1です。
日本と比べると大分少ないですが、4持ちでかなり忙しかったです。
最後のPreceptorshipで4持ちを4shiftこなせて合格となります。
1回目のClinicalでは薬投与がメイン技術で、2持ちを達成しなければなりません。
2回目Clinicalでは外科病棟で、Dressing ChangeやDraine抜去(カナダではRNがDraine抜去します)といった外科的技術がメインです。そして2~3持ちです。
最後のPreceptorshipでは、全ての看護業務をこなします。そして4持ちです。
過去の話や、実際に私たちのチームで起きた出来事からして、1回目と2回目のClinicalで脱落者/不合格者がでる割合が多いです。
残念なことに、もし1回目のClinicalで×がついてしまったら、そこでGNIE Programは終了となります。
また次回のGNIE Programを申し込まなければなりません。
なので、何が何でもClinicalはパスしないといけませんが、普通にやっていれば何の心配もないと思います。
これからClinicalに行かれる方、頑張ってください!
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