合格保証!NCLEX 勉強法、参考書、コツ、頻出問題を大公開!

明日、私の友人がNCLEXを受けます。

きっと大丈夫、と、人の試験なのにそわそわしています。

今日は、前にもサラっと触れたのですが、詳しいNCLEX対策方法について紹介していきます。

NCLEXを勉強するにあたり、私自身どのように準備したらいいか分からず、手探り状態で勉強を始めたことを覚えています。

幸運なことにFirst try 75 Questionsで合格することが出来ました。

ここでは、私が使った教材や試してみて思ってこと等、紹介していきます。

どこから手を付けていいか分からないという方、是非参考にされてみて下さい。

NCLEX Prep オンラインコース

NCLEX対策のオンラインコースはいろいろありますが、No.1 シェアはやはりUworld だと思います。

その他にはArcherも人気だったりします。ArcherはUworldより、大分お安く、問題がかなりNCLEXに近いという話も聞きました。

ちなみに3か月コースで比較してみると、UworldはUSD$199、ArcherはUSD$69(今なら$25)です。

Archerのお財布にやさしい価格設定、有難いですよね。
さて、内容はどうでしょうか。

Archerの1日体験コースを実際に試してみました。
ランダム75問とPharmaの全問題解いてみました。

やはり、お安いということもあり、Reviewの内容があまり充実していないなと感じました。

UworldのReviewは内容が濃く、読むのに結構時間がかかります。私は75問のReviewを読むのに大体6~8時間毎日かかっていました。

Uworld のQbankには約2300問が用意されています。

2か月コースで1つ模擬テストが付いてきて、3か月コースで2つ模擬テストが付いてきます。

Uworldでコンスタントに50~60%のスコアがとれれば、NCLEX合格率は高いと言われています。

皆が使っているからUworldにしたのですが、高いなりに良い教材だと思っています。

NCLEX YouTube

私はUworldに疲れると、いつもサラちゃんというRN YoutuberのNCLEX対策を見て知識を補っていました。

サラちゃんのYoutube はすごいお勧めです。

彼女はUSのRNなので、もちろん発音もいいですし、Pharmaもカバーしてくれているので、とても勉強になりました。

是非、参考にされてみてください。

NCLEX 参考書

これは1冊あるととても便利だと思います。

有名どころで行くと、KaplanSaunders か HESI でしょうか。

私はSaundersにしたのですが、しっかり使い込めたと思っています。

Uworldに出てくる問題だけでは偏りがあるので、満遍なく全てをカバーする、ということになると必ずReview Bookは必要になってくるかと思います。

NCLEX 勉強期間

人によって様々だと思いますが、平均は2~3か月だと思いました。

私はGNIEを卒業して、2か月間勉強しました。

短い人では1か月です。

最初は3か月かな、と思っていたのですが、そんなに気力がもたない、といういうことで2か月に設定しました。

一日の勉強時間

私は結婚していますが、子供がいません。犬は1匹います。という状況で、時間の割り当てを参考にされてみてください。

Saunders Review Bookを2週間程かけて全部読みます。

それが終わってUworldを1日75問解きます。レビューも、忘れないうちに同じ日に終わらせます。これが大体6~8時間かかります。これを1か月続けます。そうすると約2300問を1か月で終わらることが出来ます。

Uworld を全て終えたら、またSaunders Review Bookを2週間かけて読み直します。

これで約2か月間がアッという間に過ぎ去ります。

毎日夜のリラックス時間には、フラッシュカードで栄養学と小児の発達ステージを暗記していました。

人それぞれやり方があると思いますので、参考程度にされてみて下さい。

NCLEX のコツ

NCLEXを勉強して感じたことは、問題を読み終わって、何を聞かれているのか理解していること、がとても重要だということです。

NCLEXには独特の世界観があって臨床とは違い、決められた公式を当てはめていくように解くことがポイントだと思います。

ちょっと何を言っているのか分からない、と思うのですが説明させて下さい。

例えば、
A nurse is assisting a new mother as she is breastfeeding her infant. The infant has been diagnosed with tetralogy of Follet. During feeding, the infant becomes cyanotic and is having difficulty breathing. What should be the nurse’s first action?
A. Administer morphine to the infant
B. Administer O2 via mask
C. Assess infant’s vital signs and Spo2
D. Place the infant in the Knee-chest position

NCLEXでFirst actionと聞かれると、大体Assessment をするか、ABC( Airway, Breathing, Circulation)ルールでOxygen投与なのですが、この問題の答えはDです。

Tetralogy of Folletで”Tet spell”(Hypercyanotic episode)は切っても切れない相棒関係です。その対応として、Knee-chest positionは、チアノーゼ改善の為に取らなければならない第一選択肢なのだそうです。

もう1つ例題、
The nurse cares for a client diagnosed with type 1 DM who came to ER with the diabetic ketoacidosis (DKA). After checking the blood glucose, which prescription should the nurse implement first?
A. Insert an indwelling catheter for accurate output calculation
B. Obtain serum potassium level results and report to the physician
C. Prepare insulin drip for IV infusion as prescribed
D. Start an IV line and infuse normal saline as prescribed

流れ的にインシュリンIV行きたいところですが、DKAの第一対応は何が何でもNormal Saline IV だそうです。まず補正してからインシュリン投与が順番らしいですね(;’∀’)

私はこういう公式的なことを知らなくて(お恥ずかしいです(-“-))、問題が意図していることを知っていること、が正解率を上げる鍵なのだと思いました。

その為にはとにかくReview Bookを読んだり、問題数をこなして、NCLEXの世界では”当たり前”の答えを掴んでいくしかないと思いました。

そしてもう一つのコツは、問題をよく読む、ということです。

NCLEXはひっかけ問題が多いです。でも一言一句、集中して最後まで読むと、必ず問題文の中にヒントを見つけられます。

最後のコツは、分からない単語はGuessする、Reviewの時に調べる、です。

NCLEXでは言い回しがややこしいことや、変な単語を使ってくることがあります。

例えば、食欲がないとき、Intakeが落ちているとき、の表現の仕方として、”Cessation of intake”と言いまわしてくることがあります。

他には、”Colicky pain”というのもありました。

コリッキー・・・。コリコリ?

辞書で調べたくなる気持ちはすごい分かります!
でも、それをやりだすと切りがないと思います。

とにかく文脈から判断して、Reviewの時に意味を確認するようにした方が、実際のテストの時に焦らなくて済むと思いました。

私は2,3個馴染みのない単語が実際のNCLEXで出てきました。何回も何回も文脈を読んでみて、こういうことかな?という感じで回答したことを覚えています。

なので、練習問題を解いてる時は辞書は封印して、流れで答えてみたらいいと思います。

NCLEX頻出問題

いろいろな人から話を聞くと、NCLEXが好んで出す問題があることが分かってきました。

1つ目。Prioritization 問題。
これは、どの患者さんを1番先にケアするか、という問題です。この優先順位を問う問題は最低でも10問くらいは出たと思います。

2つ目。Management 問題。
これは、RNとしてチームをどのように統括していくか、どのように仕事をLPN やケアエイドに振り分けるか、という問題です。

3つ目。Neutrition 問題。
これは、私が一番恐れていた問題です。ビタミンKが多く含まれている食品はどれか、マグネシウムRichな食品は何か、というとにかく暗記するしかないです問題です。Select All That Apply (SATA)形式で出題してくることが多いです。

4つ目。Pediatric Developmental 問題。
これは、子供の発育状況を問う問題です。例えば、6か月の子供は何が出来ていないといけないか、といった問題です。SATA形式が多く、実際に私のNCLEXでも出ました。
とにかく暗記しかありません。

5つ目。Cultural Competency 問題。
これは、異文化の患者さんをどのようにケアするか、という問題です。私の友人3人は、Orthodox Jewishについての問題が出たと言っていました。

6つ目。Pharmacology 問題。
これは避けられないNCLEX頻出問題だと思います。私の時も約8問くらいはPharmaの問題だったと思います。

7つ目。何が異常で何が正常範囲内、問題。
これは、基準値や正常値を知らないと解けない問題です。
例えば、マンニトール投与後、Urine output 200ml/Hだとしたら、報告するかしないかという問題です。もう1つ例題、InfantのResp rateが40/Min、どうするかという問題です。いずれも基準値をしらないと解けない問題です。

8つ目。感染症対策、問題。
これは、Standard/Contact/Droplet/Airborneの違いと、その疾患を選ぶという問題です。コロナの影響なのか、私も4問くらいはこの問題がでました。友人もたくさん出たと言っていました。SATA形式が多いです。

<まとめ>
運次第と言ったらいいのか、人それぞれ出題傾向が違います。
私は避けたかった精神科系がドッサリ出されてしまいました。
友人はCardiacの問題がたくさん出たと言っていました。
なので、満遍なく勉強しましょう。でも上記8つの項目はかなりの頻度で出ると思います。

NCLEX前日の過ごし方

私は、新しい情報を取り入れるより、暗記しなければならない事を確実に頭に叩き込んでいくようにしました。

特に苦手な栄養学や小児の発達、PharmaのTherapeutic level等、暗記しました。

翌日の事を考えると食欲もないし、緊張でお腹も緩いし、変な汗も出てくるし、という状態でしたが早めに就寝しました。

あとはご先祖様にお祈りしました。どうか助けて!と。

NCLEX当日

朝8時からの試験でしたが、朝4時に目が覚め、それから最後のあがきで暗記事項をもう一度見直ししました。

試験の30分前までに到着していなければなりません。

7時20分到着。

それからIDチェックなどされ、指紋も取られ、8時前にはテスト開始。

大部屋でみんなと一緒に受験なので、耳栓かヘッドフォンを借りることが出来ます。

休憩はいつでも取れますが、そのたびにIDチェック等しなくてはならないようでした。

私は早く終わらせたかったので、1度も休憩をとらずに続行しました。

コンピューターがShut offした人から帰れます。

試験後にSurvey Questionsが出てきますが、これは任意ですので、答えなくてもテスト結果に影響はありません。
私はもう気力が残っていなかったし、頭も痛いし、ということで、Surveyには協力せず”End of exam”で終了しました。

テストが終わったらしばらく放心状態です。

明日の結果を待ちましょう。

NCLEX 合否

カナダ、BC州では試験の翌日、朝9時01分(Pacific Time)にBCCNMから合否のメールが来ます。

Pearson VUE Trickを使って合否を早く知りたい方は、こちらからその方法を確認してください。

NCLEXの勉強はすごいストレスだと思いますが、人生のうちのほんの数か月の苦しみと思って頑張ってください。

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。

では。


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2 responses to “合格保証!NCLEX 勉強法、参考書、コツ、頻出問題を大公開!”

  1. あんこ

    NNASで11ヶ月も待たされたので、NCLEXひたすらやってました…。
    Saunders, U world, Lippincott, Kaplanやりましたが、Uworldが1番よかったです。
    Archerは知りませんでした!
    NCAS待ち中に解いてみます。

    1. Mari

      あんこ さんへ

      NNASも仕事がのんびりしてますよね(´Д`)
      ArcherはUworldには及びませんが、かなりNCLEXに近い問題の簡潔さが売りだと思います。
      お安いので懐にも優しいですし、是非!

      いつもフォローありがとうございます(‘ω’)

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